ストロベリーデイズ
「心配?」
「そう。」
なんで私なんかの心配をするんだろう。
私なんて、先生をただ困らせてやりたいだけの迷惑な生徒なのに。
「ほら、お前は違うから」
なにが、どこが、なんて聞けなかった。
先生は私の頭をそっと撫でた。
この間の準備室の時みたいだ。
ただでさえ熱があるのに、先生の手に全身の意識と熱が集中する。
それに、また私の心臓は居場所を主張し始める。
今さら、先生から目線を逸らすこともできない。
私に向けられる、優しくて柔らかい、見たこともなかった眼差しを素直に受けるしかない。