30才の初恋
斗真に散々説教され、家に帰ると斗真が両親に土下座をして謝ってくれた。




ごめん斗真、今回は私が悪いと思う。




ベンツはボコボコにして、斗真の背中で、吐くなんてあまりにも酷すぎる。




斗真君、こんな娘だが末長くよろしくなんて、父さんは言い出す始末。




嫁に出すんじゃないんだから、本当に父さんボケた事言わないでよ。




明日美を貰ってくれる男は、斗真君以外いないだろ。




そんな事ないんだって、私意外にモテるの知らないでしょ。




宗次郎にだって告白されたんだから、あ、宗次郎にまだ返事をしてない。




二日酔いなんて初めて経験した。




斗真は休めと言うけど、そうは行かない。




「分かった好きにしろ。ベンツといい、昨日の事も明日美には大きな貸しが出来た。これで今後俺に逆らえないよな。」




「そんな横暴な、「明日美文句ある訳ないよな。」わざとボコボコのベンツ乗せられた。



ボコボコベンツでも乗れない訳ではないな。




修理しないでこのまま乗ったらいいんじゃやい、なんて、死んでも言えなかった。


















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