30才の初恋
弘平と沢山話をした。弘平は父親の恭平さんと、兄の準平さんと3人家族。




サッカー推薦で今の高校へ入り、家から遠いため、このマンションで一人暮らしをしていた。




兄の準平さんも建設家で、父親と一緒に仕事をしている。




弘平一人暮らしで寂しくないのだろうか?




弘平には母親がいないようだが、あえて聞くのは止めた。




誰にも触れてほしくないことがあるはずだから。




弘平も私の涙の訳を聞いて来ない。




その優しさが今は嬉しい。



「明日美、今度の土曜日サッカーの試合見に来いよ。」




サッカーの試合なんて見た事もない。




ルールも知らないのに大丈夫かなぁ。




「気分転換に来ればいい。明日美と友達になりたいと思ってさ。」




嬉しい。




12才も年下の弘平が私の友達第1号になった。




弘平にバイクで家まで送って貰った。




始めてのバイクが怖くて弘平にしがみついていた。








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