30才の初恋
準平さん顔が近過ぎです。カクテルが美味しくてつい飲みすぎてしまった。




顔が赤いのはお酒のせいでなくて、多分準平さんのせいだ。




準平さんの話は楽しい。




準平さんは彼女はいないが、片思いの人がいるらしい。




その人にどう思いを伝えたらいいのか悩んでいた。




私もずっと斗真に片思いをしていた、嫌、多分今も斗真に片思いしてる。




斗真の視線が気になって仕方がない。




「明日美さん僕によい考えがあるんです。明日美さんも僕も幸せなる方法を実行したいと思ってます。」




準平さんも私も幸せになる方法?



「今はまだ秘密です。それと今から明日美さんは、僕の彼女のふりをして下さい。」




彼女ふり、それになんの意味があるのだろうか。




弘平はこの事を知ってるの。




「あの弘平には話してあるんですか?」




「弘平は嫌々ながら承諾しました。明日美は俺が幸せにしたいけど、明日美は斗真じゃなきゃ駄目なんだよ、と言ってね。」




弘平ごめんね、弘平は大切な友達で、それ以上には思えない。




弘平は、大切な、大切な、友達1号なんだ。



ずっと友達でいてほしいな。












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