30才の初恋
咲良さんは、こんな駄目なお嫁さんを大切にしてくれてる。



自分の娘と思ってるからと。




もっと、お料理を頑張ろう。




明日からは食材の買い物にも行こうと決めた。




でも、斗真に反対されたのだ。




明日美は家事はしなくていいから、自分の好きな事をしてほしいだなんて。




趣味もないし何をしていいのか、分からないよ。




やりたい事を考えてみた。




硝子細工か、陶芸がいいかも。




斗真に相談すると、陶芸なら若い男性はいないだろうと、許可が貰えた。



咲良さんも一緒に陶芸を習う事になった。




なんだか、楽しくなりそうだな。



斗真も咲良さんと一緒なら、心配しなくて良いと言った。




どれだけ心配なんだろ。




斗真が思うほど、私はモテませんから。



















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