30才の初恋
「副社長、女にだらしない男なんて大嫌いです!今後一切声をかけないて下さい。お先に失礼します。」




美鈴さんと受付を替わった。



「明日美さん、副社長から電話です。」




「いないと言って。」




「いますっていっちゃいました。あ、副社長がこっちに来るそうです。キャ、どうしよう。」




真っ赤になる美鈴さん、もしかして副社長が好きとか?




美鈴さん、騙されたら駄目だからね。副社長は見た目がいいだけだから、中身は最低男。




「副社長は私の憧れなんです。イケメンで仕事が出来て、しかもお金持ちだなんて、最高じゃないですか。」



「中村さんは嬉しい事を言ってくれるね、何処かの誰かさんは、俺を見ようともしてくれない。」




副社長ってよっほど暇なんだ。




美鈴さんは昼食を食べに行き、リカさんはまだ帰って来ないから、斗真から逃げたくても、受付から離れる事が出来ない。




「もう逃がさない。」




好きにすればいい、だど斗真の言う事は聞絶対かない。



俺に近づくなと言ったのは、斗真なのに、何で私を追い回す訳?









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