彼氏の余命を知ってる彼女。


廊下でまだ何か私に言っているお母さんは、文句を言いながら二階へと掃除機を持って上がって行った。


私は用意されていた朝食のパンにかぶりつきながらテレビに目を向ける。


テレビは何かの特番の再放送がやっていた。


その番組の中の企画の題名に私はギョッとする。


テレビの画面には、“街中のカップルに聞く!もし、彼氏彼女が殺人犯になったらどうする!?”

という企画だった。


    
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