彼氏の余命を知ってる彼女。


それだけで嬉しくなる自分がいた。


…私、男だったら絶対にアズキ好きだったなぁ。


とか思いながら『暇だよ』と答える。


返事をすると携帯越しに喜んでいるアズキの姿が伺えた。


『本当!なら駅前に新しく出来たケーキ屋行かない!?』


昔から甘いものには目がないアズキは、スイーツのお店ならいち早く来店しなくちゃダメな性格。


前は電車で一時間のケーキ屋にも連れて行かれたっけ…。


    


< 95 / 251 >

この作品をシェア

pagetop