桜嵐~嵐のような奴等~
「...海ぃ!!!」
「うわっ。」
母は私に抱きつきながら、更に泣いた。
もー...実際泣きたいのはこっちなんですけど。
記憶喪失になって、暗く閉じこもっていた私を支えてくれたのは本当の両親じゃない。
私を支えてくれたのは、お母さんとお父さんだ。
そして2人は私を本当に愛してくれた。
お父さんに至っては、全く血が繋がっていないのに。たくさん愛してくれた。
私は、そんな2人が大好きだ。
だから正直、2人と離れるのは本当に辛い。私も泣きたい、泣き叫びたい。
今更だけど、2人と離れたくない。
2人と、ずっと家族でいたい。
この家が、ずっと私の家でいてほしい。
でもお母さん達が、悩んで悩んで私の為に決断してくれたんだ。
私はそれに逆らうつもりはない。
だって私も、2人を愛してるもん。
だから、迷わない。