もう恋なんてしない
「もしもーし、俺だ。瑠璃の兄貴の史也」

「どうした?急に」

「『どうした』は、こっちの台詞だろ?
瑠璃とお祭りに行く話はどうなった?」

「行くよ。行くに決まってるだろ?
お前がくれたラストチャンスなんだから…。もう後がない」

「冴島優香も行くとは聞いてないぞ?」

「は!?どーゆー事だ?」

「知らぬはお前一人か…。
おめでたいヤツだな、お前は…」


一体どうして、こんな状況に陥ってんだよ!?


「史也、どういう事か説明して貰えないか?」

「俺の瑠璃がー、涙ながらに訴えてきたんだよー」

ホントは泣いてねーけど。

俺はザッと事の次第を説明した。

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