私が好きになった男は私が嫌いなヤンキーでした。
「知ってることを全部教えな。杏佳」
『『長野美羽』は…』
「何?」
早く教えて!!
間に合わなくなる!
『『長野美羽』は、半年前に茜さんが引退した後に『舞蝶』に入りました』
「で?」
責めたくないけど、どうしても杏佳を責めてるような言い方しか出来ない。
『それで、2ヶ月前に辞めて行きました。本人の意思で…』
「…杏佳。今ソイツ何処にいる」
『どっかの男の所かと…「杏佳お前ふざけんなよ。お前その女が居る所知ってんだろう?お前の嘘をあたしが、見抜けないとでも思ったか」』
『…っ……。茜さん今何処に居ますか?』
「…家だけど……」
『だったら、今すぐ近くにいるので、すぐそちらに行きます』
「…わかった」
『それでわ…』
「ああ、じゃあ…ブチ」
パタン
「はい。由梨亜」
「あっ、ああ。聞けた?」
「いや。今から家来るって」
「はっ?」
「何」
…………ピンポーン
「はーい」
陽衣夏ちゃんが出迎えに行ったか…。
「あら~、杏佳ちゃんいらっしゃい!どうしたの?」
「お久しぶりです。あの茜さんは?」
「あっ、上に居るよ。上がりなよ」
「あっ、はい。お邪魔します」
それにしても本当に来るの早かったな…。