こちらミクモ探偵事務所2

恵一の口を尖らせている顔が容易に想像できる。

『だって朝起きたらお前から電話入ってたし。何の用だよ?』

「あー……」

恐らく夜中の電話の事だ。

「実はシャラオが――」

紘哉は夜中にあった霞の態度の変化を話した。

長斗の電話以降、彼の態度が急変した。
その電話には、今までの考えが崩れるような情報があったのだろう。

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