こちらミクモ探偵事務所2

『何も徹夜までしなくてよかったんじゃねーのか?』

「だからこれから寝ようと思ってたんだよ。タイミング悪すぎ」

『そんなこと言われても――』

「俺の睡眠時間を返せ。用の無い電話だったらシバくぞ」

『機嫌悪っ!!』

電話の向こうで恵一は大声をあげる。
寝不足だった紘哉の頭にガンガン響いた。

「大声出すなよ。で、用件は?」

『んなもん俺が知りてーよ』

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