こちらミクモ探偵事務所2
年下に対してムキになるのは情けないとは思っている。
しかし、紘哉はどうしても止めることが出来なかった。
「事件なんてゲームとおんなじッス。ライバルが増えた方がやる気は出るでしょ?」
「……!」
「顔色変わりましたね。楽しみにしてますよ」
「てめぇ……!」
睨み合う二人。
場の空気もいつしか緊迫したものに変わっていた。
誰もが息を呑み、二人を見守る中。
「すいません、いいですか?」
山田が口を開いた。