好きだ好きだ、大好きだ。
悶々とそんな事を考える私の隣で、ゴクゴクとドリンクを飲んでいた夏希君だったけど、“あ、そうだ”と口にしながら、私に身体ごと向き直るから、その近い距離に心臓がドクンと音を立てる。
あわわわわ。
どうしよう、どうしよう。
慌てふためく私の乙女心に気付いたのか、一瞬不思議そうな顔をしたけれど、特にそれに突っ込みを入れる事もなく。
だけど、再び口を開いた夏希君のその言葉に、私は思いきり固まった。
「ハナちゃん、今週の日曜ヒマ?」
「へっ!?」
なにそれ!? なんの呪文!?
てゆーか、むしろ呪い!?
呪いなのっ!?
だって、ドクドクと、うるさく騒ぐ心臓が……痛すぎる。