好きだ好きだ、大好きだ。
「はぁー……。あっちぃ!! ねー、ハナちゃん」
「ん? なに?」
「佐野さんに頼んでさ、ここ室内練習場にして、エアコン完備してもらってよ」
胸元をパタパタさせながら、金属フェンスの扉を開けた彼は、そんなとんでもない事を口にする。
「ごめん。言ってる意味がわかんない」
「くくくっ!」
笑いながらドカッと座った彼と、その隣でドギマギしているは私は、亜矢ちゃん曰く“いい感じじゃん!!”と思える関係らしいけれど……。
私的には、そんな手ごたえはさっぱり感じられない。
まぁ、そもそもさ。
私にそんな空気を感じ取れるほどの経験はないワケだから、ここは百戦錬磨の亜矢ちゃんの感覚に頼りたいところ。
でも、実際どうなの?
そうだったら嬉しいけど、本当によくわからない。