クリスマス恋語

胸が熱い。




彼女たちの歌に触発されて、僕の中の想いが込み上げてくる。








捨てきれられなかった夏南への想い。








夏南の元を去ったのは僕なのに。





離れることを、逃げることを選んだのは僕の方なのに。









どうして…。





二人が歌い上げる度に強く思う。








夏南に会いたい。




会って彼女の温もりに触れたい。





そんな気持ちに蓋をしたのは僕自身なのに…!








どうして今さらこんなにも想いが込み上げてくるんだ…!?






彼女の未来を壊した僕が、会いに行けるはずない…!








それなのに…――!!

< 54 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop