揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
一体、どうなってるんだ?


不安がますます増していく。

由佳さんの身に何かあったのでは?と心配になってくる。


俺は、もう一度メールを送ることにした。


≪家に電話したけど、誰もいないみたいだけど。何かあった?≫


このメールも、返事は来ないかもしれない。

そんな気がしてきた。


バチが…当たったんだろうか?


ずっと俺を想ってくれていた梨香を、振ってしまったから。

だから、バチが当たって由佳さんに会えないんじゃないか?


気がつくと、1時45分になろうとしていた。

しつこいようだけど、携帯に電話をしてみる。


トゥルルルルルル……


相変わらずの呼び出し音。

やっぱり、由佳さんは出ない。


嫌な予感が、胸を埋め尽くしていく。


もう、由佳さんに会えないんじゃないか。

そんな気さえ、してきた。


不安で不安で、メールを送ってみる。


≪由佳、今どこにいるの?≫


用事ができたのだろうか?

約束を忘れてるのだろうか?


それとも、まさか事故……?


そう考えると、居ても立ってもいられなくなる。

ここで待ってるしか術のない自分が、とても歯痒くててたまらない。


もう一度、電話を掛けてみた。


すると……。


『お掛けになった電話は、電波の届かない場所にあるか、電源が入っていない為掛りません』


とのアナウンスが流れてきた。


さっきまでは、普通に呼び出していた電話。

それが、急に繋がらなくなってしまった。


電源が切られた?

それとも、充電切れ?


どっちにしろ、ますます連絡が取れなくなった事に変わりはない。

あとは、とりあえずメールを送って、由佳さんがセンターに確認してくれるのを祈るしかない。


≪会えなくてもいいから、連絡して?≫


そう打って、メールを送った。


とりあえず、無事を確認したかった。

会えないのなら、せめて連絡だけでもして欲しい。
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