レンタル彼氏〜貴方はあたしの王子様!?〜
バッチーンッ、よりバキッバキッに近い鈍い音
あ、やっちった…
「いってぇー!手加減しろよ男女っ!!」
あぁあ
昴くん、なんだかお怒りのご様子
「テへッ」
「テへッ、じゃねぇテへッじゃぁ!!舌出しても可愛くねぇ!!」
はい。
分かりました
「昴もバカねぇ…」
「ほんとほんと…相良起こらせちゃって。まぁ」
《ドンマイッ!》
桃嘉も友嘉も鬼だなぁ
あたしも
人のこと言えないけど
「ちょ、悪かった!ごめんっ、相良可愛い…めっちゃ……」
「昴くんっ♪」
あたしは笑顔で昴に歩み寄った
もちろん
満面の笑みで♪