【完】あたしが君を守るから
夏目の瞳が、凍えるように冷たくて...
恐い。
ゴクリと生唾を飲む。
「...あ、何だか寒くなってきたね...。飲み物でも貰ってこようかな...」
適当に口実をつけて、夏目から離れようとする。
――――パサッ...
寒かったのは事実。
腕に当たっていた冷たい空気が遮断された。
「これ、着とけよ」
スーツのジャケットを、あたしに羽織らせた。
夏目の匂いが、鼻に届く。
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