【完】あたしが君を守るから
「驚いたよ。真紅のドレスがこんなにも似合うなんて...」
あたしを見つめて、微笑んだ。
目を引く真紅のドレス。
初めて見たときも驚いた。
こんな綺麗な色、布のドレスが似合うのか心配だったから。
「そのパールがまたドレスを際立たせてる」
視線でネックレスを示す。
思い出すだけで、頬が緩むのが解る。
「なに、椎から貰ったの?」
「あー...、うん」
改めて言われると照れちゃう。
視線を上げた瞬間、笑みが消えた。