【完】あたしが君を守るから
高いところが恐いからって、何もそこまで怒らなくっても...。
そりゃ、あたしが悪かったけど。
この沈黙の空気は、あたしには重く感じた。
すると、それを破るように。
何かを吹っ切るように、息を吐いた。
それを不思議に思い、落としていた視線を上げる。
「俺さァ...。姫宮椎、大っ嫌いなんだよね」
はぁ?
そんなの、
「知ってるよ」
何を話すのかと思えば、そんな当たり前のことを...。
あたしの緊張感を返しなさいよねー。