【完】あたしが君を守るから
とりあえず、これで静かになったかも。
「司にやらなくて良かったのにー」
椎が不満そうに隣で呟いた。
「食堂で暴れるのはダメでしょ?」
「そうだよな...」
すると、何か言いたげにあたしを見つめた。
何かを言おうと、口を開いた。
「――――――おーいっ、姫宮ーっ」
男子生徒のせいで台無し。
行こうか躊躇った椎だけど、
「今行くからーっ」
走って男子生徒の元に行ってしまった。