【完】あたしが君を守るから
あはは、と苦笑する。
返却期間を聞くと、3日も過ぎていた。
「それで、どうしてあたしに?」
暇そうな生徒なんて、たくさんいる。
その中で、一番後ろの席のあたしに声を掛けるなんて。
すると、先生は気まずそうに頭を掻いた。
「丹雫と一番仲がいいと聞いたからな。生徒に」
先生の目線はギャルたちへ向けられた。
あぁ。あたしを呼び出した中にいた子ね...。
確かに、見られてたのかなー...。
先生の『頼むよ』視線に負けて、本を積んで一気に両手のひらに移す。