【完】あたしが君を守るから
「無理すんな。寝とけ」
さっきまで遊んでいたのに、今は真剣な顔をしている理玖。
それに逆らえず、寝たままは嫌だから壁に寄りかかる。
「お前、森の中で頭から血ィ流して倒れてたんだって」
そっと自分の頭に触れる。
包帯が巻かれている感触。
通りで痛いわけだ。
「ここまで、理玖が運んできてくれたの?」
「いーや。丹雫グループの坊ちゃんが運んでくれたらしいよ。先生が生徒はイベントに行けってことで、ここにはいないけど。んで、俺は保護者として呼ばれた」
窓から外を見ると、まだ賑やかで宝探しの最中だった。