【完】あたしが君を守るから
「俺が...支援しよっか?」
この言葉は、毎回言っている。
でも、幾度となく悠は断る。
プライドが許さないとか言ってるけど、無理してるに違いない。
受け取ってくれなきゃ、俺が渡す意味もない。
それから、2年過ぎたとき――――
何気なく書斎の横を通ったときに、漏れていた話し声。
「親父...どうしたらいい?」
この声は、悠だ。
いけないことだと分かっていても、こっそりと聞き耳をたてる。