【完】あたしが君を守るから
「他に方法はない。俺の娘だなんて言ったら、ばあさんに迷惑がかかる」
誰にも迷惑をかけない方法...。
ないわけない。
絶対にあるはずだ。
唸りながら、必死に頭を働かせる。
「あっ!! 紘さんっ!」
顔を上げ、紘さんを探す。
「はいっ?」
いきなりだったから、すごく驚いている。
今日の俺は冴えている。
「あの子を、支部で育てられませんか?」
「支部で、ですか?」
よく分からないのか、首を傾げている。