【完】あたしが君を守るから
「いったいなー。仕方ないでしょー? ミシェルに、もっと料理の勉強しろって言われちゃったし」
画面に触れながら、ハンバーグやなんやらを見る。
「確かに、あの黒こげの食パンを見ればそうも言いたくなるよな」
見下すように笑われる。
悪かったね。へ・た・で。
ガッと胸倉を掴んで、あたしの方へ引き寄せる。
「2時の方向にいる男。ずっとこっちを見てる」
ボブにしか聞こえない声で伝える。
「俺を掴むとは、なんと気の強い女なんだか」
あたしの手を離して、何気にその男を見た。