素顔の彼は御曹司!?


このビルのエレベーターは、やってくるのが遅い。


普段は、それがイライラするけど、今日は良かった。


「待てって。分かったから。今日は、もう仕事終えるよ」


洸輝は、あたしの腕を掴んで言った。


本当は、そんな事をさせたいわけじゃないのに。


どこまでも、子供だ。


「な?だから、今日は一緒に帰ろう」




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