妄想店長~大人と子供~
 何も言わない貴方に微笑めば、貴方は半ば諦めるように瞼を閉じて息を吐いた。

 最後まで貴方は溜め息尽くしですね。

 いつもいつも私に溜め息を吐いていましたね。

 ゆっくりとカウンターの中に入って来た貴方は、小さな引き出しを開けて何かを取り出した。

 それを手に私の前までやって来ると手の中の物を私に差し出す。

 あ、絆創膏。

 そんな所にあったのですか。

 知りませんでした。
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