Princess Magic~王家の宝~




そして、俺と杏樹と父上の三人で王座の間を退室した。



退室したあと父上が、



「紫苑、杏樹様のことを命にかえてもお守りしろ。」



わかりましたと言おうとしたら杏樹が、



「おじ様!!そんなこと言わなくていいです!!」



「ですが…。」



「これは王女からの命令です。
自分の身は自分で守ります。」


そう言った。



俺は杏樹のことを守りたいのに…。



失いなくないから。








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