白いジャージ8~先生と熱い想い~





「運転、お疲れ。肩凝ったんじゃないか?」




車から降りると先生が肩に手を乗せた。




「うん。大丈夫!」




「俺がもんでやるから」



そう言って、肩に手を回した。








玄関のカギを開けて、家に入るとすぐに・・・・・・



背後から抱きしめられた。








「このまま、ベッド行こう」





絡み合うようにベッドへ・・・・・・





言葉が何もいらないような夜だった。




ふたりとも、今日の出来事を思い出していた。





体が熱くて、熱くて・・・・・・



どうしていいかわからなかった。






さっき、マイクを持って司会をしていた先生が今、私の上にいる。




みんなにかっこいいと言われた先生が、私だけを見つめてくれる。




不思議な気持ちだった。






遠くから先生をずっと見ていたから、こんなに近くにいることにドキドキしちゃう。






変なの。


おかしいね、私。




今日で、また先生に惚れちゃったみたい。



先生のスピーチ、先生の司会、先生の全部が・・・・・・大好き。




かっこいい。



尊敬しちゃう。






こんなに素敵な人が私の旦那さんなんだね。







いいのかな?




私で・・・・・・いいの?







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