IMITATION LOVELESS -Remember-
憐は真っ赤な涙を流しながら呟いた。
要から解放されると顔を上げずに、立ちすくむ。
ふらつく足で必死に立っていた。
「れ…ん…?」
「憐…?」
「……僕ね、夢の中で……二人と、もう一つ…約束したの、」
「「もう一つ?」」
優夜と刹那が不思議げに首をかしげた。
「二人を……絶対に、絶対に…、死なせないって…」
「「!?」」
憐は顔を上げないまま二人に背中を見せてしまう。
そして 覚束ない足取りで処刑台へ向かっていく。
優夜と刹那は憐の意図を感じたのか叫びを上げる。
「「憐!!!」」