my sweet love


「ゆず…ゆずゆず」


「…ん…?」


「もう
11時だよ?」

もうそんな時間か…

「コホッ…ありがと…」

気づかなかったけど
汗びっしょり…

「大丈夫? はい」

そう言って
私に体温計を
渡してきた

「ん?」


「計って?」


黙って差し込むと
霸瑠が心配そうに
話しかけてきた

「寒い?」

「コホッコホッ…平気」

「汗ヤバイね
先生来る前に着替える?」


「そうする…ケホッ」


ピピピピッピピピピッ

体温計がなりみてみると
39.4の文字があった


「ケホッ…少しは下がったよ?」

と言って見せると
「良かったね
じゃあ
着替えよっか?」

そう言って
新しいパジャマを
渡してくれた

「うん
ありがと」

霸瑠からパジャマを
受け取って立ち上がると
フラッ~
として霸瑠に
倒れかかってしまった

「ゆずっ!?」


「ゴメンゴホッゴホッ」

肺がいたいっ


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