星華


その次の日から私は
毎日毎日2組へ行った。

話に入れないときもあったけど

「なになに?」

と言って入れば

「えっとねー」

と言って話してくれた。

好きな人を教えたり、
バレーの事を話したり
色んな話をした、
そのどれもがすごく
楽しくてずっとここにいたいと
思っていた。

でも相変わらずクラスでは
一人だった。
たまに話しかけたりするけど
向こうからは話しかけてくれなかった。

そんなとき

「なず」


私は奈菜に呼ばれた。


「なに?」


「あのさ、、、」

奈菜がそういうと後ろから
皆が出てきた。

「皆がなずをはずしたいんだって。
だから今日から一緒に居れない」



え・・・?


背筋が凍るくらい怖かった。

奈菜の真剣な目と
皆の私をにらむ目

両方が怖かった

「なんで?」



「んーと。しつこいから。
 話に入ってこられるのが
 嫌なんだって。ね?」

奈菜がそういうと皆が
うなずいた。

私はどうしようもなく

「そっか・・・」


そういってその場を逃げた。

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