キミという名のサンタさん
「あ、唯顔赤い~。想像しちゃった?」
「…うるさいっ」
「照れちゃってー」
「……」
「まぁ、話戻るけど、唯が水沢くんにアピールすればいいんじゃない?」
「告白してるも同然じゃんか」
「いいじゃん!コクっちゃえば!もしコクって返事がOKだったら、聖なる夜にヴァージン卒業できるかもよ?」
「くぅちゃんはすぐそっち系に話を持っていく」
私がそう言ったのとほぼ同時にガチャリと屋上に誰かが来た。