甘い秘密をそっと教えて?
なんか緊張する…。
「どうするか決めた?」
アタシを見つけた久我さんが開口一番に聞いてきた。
きっと新幹線の時間のことがあるから早く話をつけたいのだろう。
「決めてません」
「どういうこと?」
腕を組んで聞く彼女にアタシは大きく息を吸ってそしてゆっくりと昨夜、
というか、
一晩中考えていたことを話し始めた。
「いくら好きだからって仕事とごっちゃにするの、
変だと思います。
…だから、えっと。
仕事の評価は私情を交えないでちゃんと彼を評価してください。
それで京都に残るのならそれでいいし…。
東京へ戻るのならそれでもかまいません」
言えた、言えたぞ。
なんか、すごい、アタシ。