北極星の約束
そんな彼が、家まで送っていく、なんて言ったときは

どうしようかと思った。



が、体調が悪いのも事実。


カラオケボックスを出てすぐに、

1人で帰れると言ったが、



ここで1人で帰してもし何かあったら、
大輝や冬に責められるのは俺だから、

と言われ、



結局送ってもらうことになった。




「か、奏咲くんはどの辺に住んどるの?」



「駅の近くのアパート」


長い沈黙に耐えかねた鈴が聞くと速攻で返事が返ってきた。




「もしかして、新しく出来たところ?」


「うん」



何を聞いてもすぐに返事が返ってきて会話が終わってしまう。




鈴は、早く家に着いてほしい気持ちでいっぱいだった。

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