北極星の約束
「あ…あの!」



「家、どっち?」


「あ、西町の方です」


「なんだ、逆方向やん」



東町方面に向かっていた鈴と颯。



鈴の言葉を聞き、颯は鈴の手をひっぱり、
方向を変えた。




「あの、手!

離してくれませんか?」



「ああ、悪いな」


「い、いえ」



無愛想な態度。表情だって、会ってからずっと無表情。



鈴は、何故颯が送っていくなんて言ったのか不思議で仕方なかった。




背は大輝よりも高く、スラッとしている。

顔だって、正直大輝よりもかっこいい。



一重だけどキリッとした目。

高い鼻。

あごのラインも綺麗だ。


"美男"

そんな言葉がそっくりそのまま当てはまるような顔。




けれど、あまり言葉を発しないし、
何より無愛想。



初めて見たときから、鈴は颯を苦手の対象としていた。
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