pure snow

麻子は噴出して笑う。

そしてジーンズの裾を折り曲げ、コンビニの袋を手に入ってきた。

「朝食確保してきたよん」

おにぎりを頬張りながら、麻子はテレビのニュースを見ている。

「東北新幹線、運行止だって」

言いながら麻子は勇樹の顔を見る。

勇樹は缶コーヒーを飲みながら頷く。

「もう、今年中は無理だな」

「ここでお正月過ごすの?」

「そうなりそう」

「そっか」

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