pure snow
「それもそうだね」
「この雪じゃ、アパートに戻るのも大変だし」
思わぬ展開だ…。
でも、俺、格好悪すぎだよなぁ。
酔い潰れて、雪降る中、好きな女にアパートまで連れてきてもらうなんて。
逆ならともかく……。
勇樹は、いろいろ考えを巡らせる。
「もう、平気なの?」
「えっ?」
「二日酔い」
「あぁ、あれ、少し芝居入ってたからね」
口から出た言葉に自分で呆れる。
でも、そうでも言わなきゃ情けない。
案の定、麻子はきょとんとしている。