pure snow

「明日、帰るからさ、ちょっと準備をしてたんだよ」

「準備?家帰るのに、準備なんかあんの?」

「飲み過ぎて、二日酔いになる予定だから、明日はきっと土産を買う気力もない」

グラスを差し出しながら、勇樹はにやりと笑う。

啓太は一瞬手を止め、勇樹の表情に釣られてにやりとする。


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