24時間プロデュース【完】
「セクハラ禁止!」
カッと頬に熱が篭るのを感じながらも
そう叫ぶのがいっぱいいっぱいだ。
「嘘だよ、冗談だって」
架はへらっと笑ってあたしを胸の中から解放する。
「さっきの二の舞になる様な事はしない」
「……、」
「けど」
「けど?」
「いちるだって悪いんだからな」
はぁ!?
あたしの何処が――
「真っ赤な顔で目を潤ませちゃってさ。
誘ってるとしか俺には思え…」
「誘って無いから!」
間髪入れず返すと、
「ほら、いちる行くよ」
次の瞬間には、もう笑顔の架があたしに向かって手を差し出していた。