24時間プロデュース【完】




「なんて考える自分がどうかしてるなぁって。

ね、つまらない話だったでしょ?」


ふにゃりと笑って顔を戻す。


架はあたしの話にずっと相槌を打って聞いてくれてた。

それだけで、満足だよ。



「…よく頑張ったな。

いちるは御褒美を貰わなきゃな」


今度は架が立ち上がってあたしの隣に腰を下ろした。


架の言っている意味が良く分からなくて
ぽかんとしてしまう。


「寂しいのに、寂しいって言えなくて悲しかったな。

自分の中の当たり前を裏切りそうで怖かったな。

だけど、それはいちるのせいじゃ無い。

お前のせいじゃ無いんだよ」



「っ、」


何を、言っているの。



「両親のせいでも無い。

ただちょっと、お互い上手く伝えられないだけなんだ」




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