24時間プロデュース【完】
「今あたしと離れてた方が良いんじゃない!?
架一人の方がきっと足速いからすぐ隠れられるよ!
あたし走るのあんまり速く無いし、後で合流って事に――」
「ダメだ!
今離れたらもう合流は出来無い!
一緒に居なくちゃ…!」
架はあたしの腕を引いてぐいぐい走って行く。
サンダルが皮膚に擦れて痛い。
皮が剥けそうだ。
でもそんな事で立ち止まる訳にも行かなかった。
あたしと架が走って通り過ぎる度、
歩いている人達が此方を振り返る。
『あれ、今の人誰かに似てなかった?』
『え、誰だっけ!?
ほらあの黒いシャツ着た男の子の方…』
『あ、そう言えば…!』