24時間プロデュース【完】
「一秒たりとも、時間を無駄にしたく無いんだ」
誰に宣言するでも無く、男はきっぱりとそう言い切った。
「それで話は戻るけど、
俺の誘拐劇に乗ってくれない?
…って言うか乗れ」
…!
この後に及んでまだ言うのか。
信じられない位可笑しな頭の持ち主だ。
普通はここでもう諦めるでしょ、色々と。
「何で、そこまでして…」
戸惑いながら目を伏せると。
「お前と居たいんだ。
…いちるちゃんと」