24時間プロデュース【完】
「そうだよ、架」
声を出せてる事にも安心して自然とあたしの顔は綻ぶ。
「ん…」
架はぱちり、と目を開くと覚束無い仕草で
上半身を起こそうとした。
「ちょっと、横になってた方が良いよ!」
身体を起こそうとする架にあたしは慌てて肩を掴んで止める。
「いや…、大丈夫だから。
さっき母さん達が来た時も一度、身体、起こしたんだ…」
そう言って腕を使ってふらふらと身体を起こそうとする。
「無理はしないでよ…」
あたしは背中に手を添えてそれを支えた。
「サンキュ」
上半身を起こすと架は小さく笑った。
「気分はどう?」
「大分マシ。薬入ってるのもあると思うけど
少し全身に気怠さがあるだけで平気だよ」
……。
「そう…」