24時間プロデュース【完】




観ている此方の方が胸が詰まって泣きそうになった。


特に言葉がある訳でも無く、語るのは所作だけなのに。


その動きに、表情に魅せられた。



「貴方の演技は凄いと思う。

同い年とは全然思えないもん」



こうして、実際に姿を目の当たりにした今でさえ。


それは例え、



「死ネタとか、人柄とか関係無く。

演技って言うか、貴方自身から滲み出ているオーラが。

流石“プロ”なんだな、って」



「…本当に、そう見えた?」



「うん」



「だとしたらさ、」



「うん」




< 62 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop