白緑蝶"ever since【続】
「ダメじゃないだろう

 挨拶のキスなんだから」

ソラは、テオさんに聞こえる程
大きな声でそう言って、私の唇
に口づけた。

テオさんはそっとその場所から
いなくなり、二人っきりにして
くれたような気がした。

気を利かせてくれた。

「ユラ

 おかえり」

「ただいま」

「テオの件だけど、何とか会社
 に頼んで部屋を用意してもら
 うから

 それまで、ごめんな」

「ううん、いいよ

 今夜から

 寂しい夜になるね」

眠れるかなぁ・・・

「ああ
 
 長い夜になりそうだ」
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