モンスター学園 partⅡ
しかし彼は全く動じず、その手をゆっくりと重ねた。
「そうだよ、それでいいんだ」
「は?」
それでいい…
彼は確かにそう口にした。
「どういう事?」
あたしは、鋭い目つきで彼に尋ねた
「そもそも、何故僕が君の力を必要としているか……」
「……」
彼はあたしから離れ再びあの椅子に座った。
あたしは、顔だけそっちに向ける。
「それはね、君の力さえあれば僕の夢がかなうからさ」
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